機能不全家庭・毒親

毒親から逃れる方法:刃物を突きつけられた私の実体験と生き延びるための3つのステップ

「毒親」という言葉は近年よく聞くようになりましたが、
その実態にどれほどの人が理解を示しているのでしょうか?

毒親に苦しんでいる人にとって、この言葉が示すものは決して軽いものではありません。
愛情やしつけを超えて、毒親は子どもの心を傷つけ、時に命すら脅かす存在です。

私もその一人です。かつて、母親に刃物を突きつけられ、
命を奪われる瞬間に直面しました。その恐怖、そしてその後の傷ついた心の痛みは
今も私の中に深く残っています。

もし今、あなたが毒親から逃れたい、もしくはその支配に悩んでいるなら、
この記事があなたの助けになり、少しでも希望を見出すきっかけになればと思います。

なぜ?毒親の支配が危険である理由

毒親がなぜこれほど危険なのか。

それは、ただ「厳しいだけ」や「愛情の表現」とは程遠く、
子どもの心と体を深く傷つけ、時に命を奪うほどの恐怖を与えるからです。

私が母親から受けた暴力や心の支配は、その最たる例です。
暴力にさらされ、心がボロボロになっていく過程で、
私の中で感じたのは絶望と孤独でした。

命を奪われるかもしれないという恐怖が、体を震えさせ、心を凍りつかせたり
強い怒りでぐらつく感情を覚えました。

しかし、毒親から逃れるためには、この恐怖を超えなければならないのです。
この現実を乗り越えなければ、私は本当に生きているとは言えません。

実際に私が受けた毒親の支配とその内容

私が受けた支配は、肉体的な暴力は数えるほどだったのですが、
心をえぐるものが大半でした。精神的にボコボコにされた感じです。

母親は私に刃物を突きつけ、その恐怖で私の心を支配しました。
その瞬間、私はただ生き延びたい一心で必死でした。

それと同時に、自己肯定感は完全に失われ、
他人との信頼関係を築くことが難しくなりました。

毒親の支配は、外からは見えにくい心の傷を深く刻み、
誰にも言えない孤独を感じさせました。

子どもとして、親が自分を愛してくれる存在であるべきだという思い込みが、
次第に崩れ去っていく瞬間は痛みと恐怖に満ちていました。

 

毒親から逃れるための実際の方法

毒親から逃れるためには、ただ逃げるだけではなく、計画的に行動することが必要です。
私が実際に行ったステップを紹介します。

  1. 物理的な距離を取る
    母親から物理的に距離を取ることが最も重要な第一歩でした。自分の命を守るためには、最初に家を出るための準備を始めなければなりませんでした。経済的な準備と同時に、精神的にも準備が必要です。

    ぜったいに失敗しないように、と、対策を取っても、
    メンタルやられてる人が多いので、元通りの生活になってしまうケースもある事を
    考えて対策する事が大事です。
    おそらく、なにも情報を得ずに自立を試みると失敗します。

  2. 精神的距離をとる
    最も必要なことは、親と物理的な距離を取ることではなく、
    毒親に洗脳されている人達に、じぶんの身が危ない事を伝え続けることです。毒親は、単に、対象のことを虐待するだけでなく、
    毒親が生活出来るようにする為に、周囲に嘘をついて生活をし続けます。なので、じぶん自身が、毒親と精神的な距離を取って生活する事が難しくあるので
    物理的な距離より、精神的な距離を取る事を大事にして欲しいと考えています。
  3. 第三者のサポートを得る母親との関係を断ち切るためには、他者の力を借りることも不可欠です。
    私の場合、毒親に洗脳されていた父が途中で介入し、
    関係を断つための手助けをしてくれました。時には支援団体を利用し、外部のサポートを得ることも有効です。とよく言われますが、
    役に立ちません。あくまで、赤の他人なので、警察レベルの話でないと
    まともに取り合ってくれない事がほとんどです。

    どちらかというと、助けがない、孤独とやりあっていく事が
    毒親問題には必要です。

    最も必要なことは、親と物理的な距離を取ることではなく、
    毒親に洗脳されている人達に、じぶんの身が危ない事を伝え続けることです。

    毒親は、単に、対象のことを虐待するだけでなく、
    毒親が生活出来るようにする為に、周囲に嘘をついて生活をし続けます。

ちなみに、よくカウンセリングが役に立つと書かれていますが、
あくまで、わたしの場合ですが、
医師もカウンセリングも役に立ちませんでした。

 

毒親から逃れるための現実的なステップ 完全版

毒親から逃れるには、ただ家を出るだけではなく、綿密な計画が必要です。
なぜなら、毒親の支配から抜け出そうとしても、心の傷が深すぎると結局元の生活に戻ってしまうケースが多いからです。
「もう二度と関わらない!」と誓っても、メンタルが弱っていると毒親の言葉に絡め取られ、結局また支配されてしまう……そんな人を何人も見てきました。

私自身も、何度も失敗を重ねました。
だからこそ、失敗しないための準備が必要です。
「とにかく逃げる」のではなく、
毒親の支配から確実に抜け出すための方法を考えなければなりません。

1. 物理的な距離を取るだけでは不十分

「毒親から逃れるためには家を出るのが最優先」——これは間違いではありません。
しかし、何の準備もなく家を飛び出すと、経済的に追い詰められたり、行く当てがなくなったりして、結局戻るしかなくなることが多いのです。

失敗しないための準備

  • 経済的な基盤を作る
     ・バイトでもいいから収入源を確保する
     ・貯金を作る(最低でも3ヶ月分の生活費)
     ・行政の支援制度を調べる(生活保護、シェルター、住居支援など)
    最悪、生活保護を考える

  • 逃げる場所を確保する
     ・友人や親戚に頼れるか確認する
     ・ネットカフェやカプセルホテル、安価な賃貸などをリストアップする
     ・シェルターが使えるか調べておく(ただし、役に立たないこともあるので過信しない)

  • 身分証や必要な書類を確保する
     ・身分証(運転免許証・マイナンバーカード・保険証)を手元に用意
     ・銀行口座・キャッシュカード・通帳を確保(親名義でないもの)
     ・必要なら新しいSIMカードやスマホを用意(毒親に監視されないため)

こうした準備をせずに飛び出すと、毒親の元へ戻るしかなくなります。
「逃げる」ことはゴールではなく、新しい生活を始めるためのスタートです。
だからこそ、計画的に逃げることが大事なのです。

2. 精神的な距離を取ることが最も重要

実は、物理的に家を出ることよりも、
精神的に距離を取ることの方がはるかに難しい
のです。

なぜなら、毒親は単に精神的暴力を振るうだけではなく、
周囲の人を巻き込んであなたを追い詰めるからです。

「あなたは間違っている」「親を捨てるなんて酷い」「親が可哀想」と、
洗脳された周囲の人たちが、あなたの心を揺さぶり続けるし
じぶん自身も洗脳されているのでだれかとの対話なしでその洗脳を解く事は、難しいです。

毒親は、支配を正当化するために巧妙に嘘をつき、周囲の人間を味方につけます。

その結果、あなたは「自分が悪いのではないか」と思わされ、
結局元の生活に引き戻されてしまいます。

精神的距離を取るためにすべきこと

  • 毒親に洗脳された人とは関わらない
     ・家族でも親戚でも、あなたの味方にならない人とは距離を置くと
    よく言われますが、ほんとうに困った時の為に、説得を試みる事は大事です。

     ・「親なんだから」「許してあげなよ」と言う人とは関わらない
    なにも分かってない人とは関わらない事が得策です。

  • 自分の気持ちを否定しない
     ・「私の受けた虐待は本当に酷かった」と何度でも確認する
     ・「私は悪くない」と自分に言い聞かせる
     ・「親だから」と許す必要はないと自覚する

  • 自分の感情を記録する
     ・ノートに親の言動を書き出し、客観的に見直す
     ・自分の気持ちを文字にすることで、洗脳から抜け出しやすくなる

精神的な距離を取れないと、
たとえ家を出ても、心が毒親に縛られたままになってしまいます。
「自分の身が危ないことを、周囲に伝え続けること」が大切なのです。

3. 第三者のサポートは期待できないことを知る

「困ったら支援団体や行政に頼ろう」とよく言われますが、
現実にはほとんど役に立ちません。


支援団体や行政は、「よほど危険な状況(命の危機)」でない限り、まともに取り合ってくれないことが多いのです。

警察ですら、家庭内の問題には消極的です。
DVや虐待で相談しても、「家庭の問題ですね」「直接危害を加えられた証拠がありますか?」と言われ、結局何もしてくれないことがほとんどです。

では、どうするべきか?

  • 「助けがないこと」を前提に動く
     ・頼れる人がいなくても、一人で生き抜く覚悟を持つ
     ・支援に期待しすぎず、まずは自分で行動する

  • 孤独と戦う準備をする
     ・一人で生きることは不安だが、それを乗り越えないと毒親から抜け出せない
     ・「助けがなくても私は生きていける」と意識する

  • 万が一のために弁護士や専門家を探しておく
     ・無料の法律相談を利用し、どうすれば親との関係を断てるか情報を集める
     ・完全に絶縁するなら、戸籍や名字を変える方法も視野に入れる

4. カウンセリングは万能ではない

「心の傷を癒すためにカウンセリングを受けよう」と言われますが、正直に言うと、
私には全く役に立ちませんでした。

カウンセラーの多くは、
「親との関係を修復すること」親とやり直しができる事を前提に話を進めます。
毒親を許し、共存する道を探そうとするのです。

しかし、毒親と共存することは不可能です。
どれだけ努力しても、毒親が変わることはありません。
だからこそ、カウンセリングを受けるなら、「親と絶縁するためのメンタルを強くする」ことを目的にする必要があります。

いますぐできる!毒親から逃れるためのアクション

今、あなたが毒親からの支配に苦しんでいるなら、すぐにでもできる具体的な行動があります。自分を守るための最初の一歩を踏み出すことが大切です。

  • 信頼できる人に相談する
    あなたが今、どれだけ心の中で悩んでいるのか、信頼できる友人や専門家に話してみましょう。心が少しでも軽くなることで、次に取るべき行動が見えてきます。
    この相談した事実がとても大事で、後々になっても、相談できた事が、過去の記憶や途中経過を残す為に役に立ちます。

  • 物理的に逃げるための準備を始める
    家を出ることを決意したなら、経済的自立のための準備を始めましょう。もし一時的に避難が必要であれば、シェルターや親戚の家を考慮することも必要です。とよく書かれますが、親戚の家があれば、ことは済んでいるはずです。
    じっさいには、じぶんの貯金しか役に立たない事を理解してお金を貯めておく事が大事です。

  • 相談機関を活用する
    地元のDV・虐待相談窓口や児童相談所に連絡をし、専門的な支援を受けることが重要です。あなたがどれだけ苦しんでいるのかを理解してくれる専門家に相談することで、新たな道が開けることもあります。

  • カウンセリングを受ける
    精神的に傷ついた心を癒すためには、カウンセリングを受けることが必要です。自分の気持ちを整理し、過去と向き合うことで、新しい人生を歩む準備が整います。

    カウンセリングを受けること自体は大事です。
    カウンセリングを受けなければいけないほど、
    じぶんが置かれている身が危ないものであることを自覚する為に必要なことで
    先延ばしは厳禁だと感じます。

  • 毒親コンサルサービス:私が提供する専門的なコンサルティングで、あなたの悩みを一緒に解決します。

 

いますぐできる!毒親から逃れるためのアクションまとめ

私が毒親から逃れるために取った行動は、
計画的でありながらも、自分の命と心を守るために必死でした。今も心の傷が完全に癒えたわけではありませんが、過去を乗り越えることで自分の人生を取り戻しつつあります。

もしあなたが今、毒親に苦しんでいるなら、あなたにも必ず道は開けます。逃げることは決して間違いではなく、あなたの人生を守るための大切な選択肢です。
今すぐにでも、その一歩を踏み出し、光を見つけてください。