家は、世界で一番安全な場所であるべきだ。
外でどんなに嫌なことがあっても、家に帰ればホッとできる──
そう信じている人がほとんどだろう。
しかし、私にとって家は、生きるために耐え続ける場所だった。
怒鳴り声と罵倒が飛び交い、何か気に障れば暴力が降りかかる。逃げ場などなく、常に恐怖と緊張に支配される日々。そんな環境で育った私は、次第に「自分が悪いから怒られるのだ」と思い込むようになり、自分の存在価値さえも見失っていった。
「毒親」と呼ばれる存在が、子どもにどれほど深い傷を残すのか──。
これは、毒親に支配された私の記録であり、そこから抜け出すために私がしたこと、そしてあなたが今すぐできることを綴ったものだ。もし、あなたが今、親の支配に苦しんでいるなら、この言葉を届けたい。
「あなたは悪くない。そして、あなたは生きていい。」
家が安全な場所ではなく、恐怖の支配下だった理由
家族とは、無条件に愛をくれる存在。そんな幻想は、私の学生時代にはなかった。
幼少期はあんなに愛してくれていたのに。
私の学生時代の頃の家には、
「いつ怒りの矛先が自分に向くかわからない」という恐怖が常にあった。
母の機嫌を損ねると、
突然怒鳴られ、一日に勉強できない・用事ができないほど、何回も呼ばれる。
時には、「お前なんかいらない」「産まなきゃよかった」と言われることもあった。
そんな環境で育つうちに、「自分が悪い子」という印象を培うようになった。
子どもは親を信じるものだから、どれだけひどい言葉を浴びせられても、それが真実だと思い込んでしまう。そして、自分を責めることでしか、心を守る方法を知らなかった。
毒親が子どもに与える深い傷と影響
毒親の支配下で育った子どもは、多くの深い傷を抱える。
- 自己肯定感の喪失:「お前はダメな人間だ」という言葉が、心の奥深くに刻み込まれる。
- 人間関係の困難:他人の顔色を伺いすぎて、自分の意見を言えなくなる。
- 恐怖心とトラウマ:大人になっても、親の声を聞くだけで身体が震える。
- 罪悪感:「親を邪険にしてはいけない」「自分が悪いから怒られるんだ」という思い込みが抜けない。
これらの影響は、大人になっても続くことが多い。普通の家庭で育った人には理解されにくく、誰にも相談できずに苦しんでしまうのだ。
毒親のトラウマを乗り越え、心を回復するための方法
毒親の呪縛から抜け出すには、まず「親の言葉は真実ではない」と認識することが大切だ。
① 物理的に距離を取る
家を出ることが可能なら、少しでも距離を置くことが最優先。実家を離れることで、支配から抜け出しやすくなる。
② 毒親の言葉を否定する
「お前は価値がない」「いらない子だ」という言葉は、親の勝手な押し付けであり、
あなたの価値を決めるものではない。親の言葉を信じる必要はない。
③ 安心できる環境を作る
信頼できる友人や支援団体を頼ることで、「自分は一人じゃない」と思えるようになる。
誰かに話すことで、心が少しずつ軽くなる。
これが、いちばん難しい。信頼できる人を作るのが難しく、
その関係がいつまでも続く訳ではない事が、難しかったりする。
④ 自分のために生きると決める
「親の期待に応えなきゃいけない」「親を喜ばせなきゃいけない」という思考を捨てる。
自分の人生を生きることは、何も間違いではない。
毒親の呪縛から抜け出し、自分を取り戻すために
毒親に苦しめられた過去を変えることはできない。でも、これからの未来を変えることはできる。
✔ 親の言葉を鵜呑みにしない
✔ 少しでも距離を取る方法を考える
✔ 「自分は生きていい」と自分に言い聞かせる
✔ 専門家や信頼できる人に相談する
毒親バイバイコンサル🎀 にて待っています!
✔ 自分を責めるのをやめる努力をする
あなたは、ただ存在しているだけで価値がある。
「家は安全な場所ではなかった」
そんな過去を持っていても、あなたは新しい未来を作ることができる。