「毒親」という言葉は、近年、少しずつ認識されるようになってきましたが、
まだその実態や深刻さを十分に理解している人は少ないのではないでしょうか。
多くの人々は、「親は子どもを愛しているもの」「しつけが厳しいだけ」という前提で、
「毒親」という言葉を軽く考えてしまうことが多いと思います。
しかし、現実には「毒親」はただの厳しさにとどまらず、
子どもの心身に深い傷を与え、最悪の場合には命すら脅かす存在になり得ます。
私もその一人で、実際に命の危機を経験しました。
この記事では、私がどのようにその恐怖から生き延び、その後の人生をどう乗り越えてきたのか、そして、もしあなたが似たような状況にあるなら、希望を持つべきだということを伝えたいと思います。
目次
なぜ?毒親の実態とその危険性を知ろう
「毒親」という言葉が近年広まってきましたが、
その本当の意味を深く理解している人は少ないかもしれません。
私自身も、過去には親の厳しさが虐待だと気づかず、
「しつけ」だとずっと誤解していました。
毒親はその枠を超え、子どもの精神や身体を破壊し、命を奪おうとする危険な存在です。
親だからといって無条件で許すべきではなく、
その影響がどれほど深刻であるかを知っておく必要があります。
私も実際に母に命を脅かされるような経験をしましたが、
そこで初めて「毒親」という存在が持つ恐ろしさを実感したのです。
だからこそ、この記事を通じて、
毒親の実態を知り、少しでも多くの人にその危険性を伝えたいと思っています。
母に命を奪われかけた衝撃の実体験
突然、母親が豹変した日
幼少期、母は普段から怒りが爆発するタイプで、些細なことで怒鳴り散らしたり
1時間に1回。時には、40分に1回、呼び出し続けていた。
暴言が日常茶飯事だったが、それでも「これが異常なこと」と認識するには、
ほかの家庭との違いが分からないことで、判別できずにいた。
しかし、ある日、母の怒りは想像を超えるものとなった。
理由もなく包丁を持ち出し、「お前なんか生きている価値がない」「死にたいなら、死ねば良い」と言い放ち、私を追い詰めたのだ。 私は声を出すこともできず、ただ反抗するだけだった。
「このまま刺されるのか」と覚悟した瞬間、母の注意が逸れたことで命拾いをした。
だが、それ以降も暴力と支配は長年続いた。
見えない支配と逃げ場のない恐怖
成長するにつれ、母の支配は暴力だけでなく、精神的なものへと変わっていった。
「お前なんか死ねばいい」「死にたいなら今すぐやれ」と言われた。
ある時は実際に刃物を持たされ、「死ななかったら・・・もっとひどい目に遭う」と脅されたこともある。 家族や学校の先生に相談しても、「親子なんだから仲良くしなさい」「親も大変なんだ」と取り合ってもらえなかった。 周囲の無関心が、私をさらに追い詰めた。
どうやって乗り越えたのか?毒親からの脱出法
どのようにして私は毒親から逃げる決断をし、心の傷と向き合ってきたのか?
経済的な自立、第三者の協力、実際に行った方法を詳しく解説します。
逃げる決断と、その難しさ
私は長年、「親だから許さなければならない」「従わなければ何をされるか分からない」と思い込んでいた。 しかし、ある時「このままでは本当に殺される」と感じたことも多々あった。物理的に母から距離を取りたくても、子どもで、経済的自立が出来ないことで、わたしが死ぬことをまともに取り合ってもらえなかった事が、いまも辛い。
毒親から逃げる為の具体的な対策
①経済的な自立:国家資格を取得し、家を出る準備を始めた。
②母と距離を置く:物理的な距離を取っても、頭の中では母の声が鳴り止まなかった。
③第三者の協力を得る:父が間に入り、母との関係を断つ手助けをしてくれた。
④心の傷を癒すためにしたこと カウンセリングを受ける:効果的なものはなかった。
生い立ちが伝わらないだけでなく、共感が一歳ないので、役に立たなかった。
が、カウンセリングを受けるほど危険な状態なことを把握するには役立った。
⑤自己肯定感を回復する:「私は悪くない」と認識するには時間がかなりかかかった。
じぶんが悪いのだと思い込まされていた事で、自己肯定感は下がり、適切な判断を取る事が出来なかった。
⑥毒親の呪縛を解く:「親だから許さなければならない」という考え方を手放した。
今すぐできる!毒親からの脱出法と実践的アクション
もしあなたも毒親に苦しんでいるなら、今すぐ実行できるアクションとは?
信頼できる人への相談
安全な場所の確保
相談機関の利用方法を紹介します。
さらに、私が提供する「毒親コンサル」のサービスも紹介します。
もしあなたが毒親の支配に苦しんでいるなら、 「親だから」と我慢する必要はない。
自分の命と心を守ることが何よりも大切だ。
今すぐできる行動
信頼できる人に相談する(友人、支援団体、専門家など)
信頼できる人に頼ることはとても大事で、わたしの場合は友人だった。
安全な場所を確保する(親戚の家、シェルターなど) 相談機関を利用する
児童相談所(18歳未満):虐待の相談・保護が可能
DV・虐待相談窓口:地域ごとの支援機関を活用
カウンセリング:心の整理を助けてくれる
- 毒親コンサルサービス:私が提供する専門的なコンサルティングで、あなたの悩みを一緒に解決します。
ただし、私は相談するなら、自分の境遇を話せて共感してもらえる場所でなければ解決しないと考えている。上記の機関は、あくまで過去の経過報告と、対策したけれど解決しなかった実績作りのために利用するのがよいかもしれない。
毒親と絶縁するのは間違いではない
罪悪感を持つ必要は一切ない。
「逃げること」は、生き延びるために必要な選択肢のひとつ。
一人で抱え込まず、助けを求めていい。
毒親に命を奪われかけた私の実体験と、その後の人生を立て直した方法まとめ
私は母に殺されかけた。しかし、そこから逃げ出し、少しずつ人生を取り戻してきた。 今も傷は完全には癒えていないが、「親だから従わなければならない」という呪縛から解放されつつある。
もし、あなたも毒親に苦しんでいるなら、 「毒親から逃げることは悪いことではない」
むしろ、じぶんにとって、必要不可欠なことということを知ってほしい。
どうか、一分一秒もあなたの人生を大切にしてほしい。 あなたには生きる価値がある。