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マーチンゲール法に必要な資金は?デメリットや損失額の早見表を紹介

マーチンゲール法はご存知ですか?

オンラインカジノのバカラやブラックジャック、
バイナリーオプションなどで使われていたりします。

「マーチンで全追いしたら即溶けた!」っていう声をたまに聞きませんか?

マーチンゲール法は、役に立つベット手法ですが、
このような危険性も兼ね備えています。

そんなマーチンゲール法について、この記事でまとめていきます。

マーチンゲール法とは?

マーチンゲール法は、オンラインカジノのバカラやブラックジャック、
バイナリーオプションなどで良く使われている手法です。

「負けたらベット金額を2倍にして次のベットを行う」手法ですね。

例えば、最初に100円ベットして負けた場合、
次のベットは200円で行います。

それも負けた場合は400円…と倍々にしていくことです。

こうしてベット金を倍にすることで、勝った時に
今までの負けを取り返すことが出来ます。

マーチンゲールは特に、勝った場合に
賭け金が2倍で戻ってくる形式のゲームで使われます。

前提:マーチンゲール法自体は単なる手法のひとつ

これからマーチンゲール法のメリットデメリットを話していきますが、
マーチンゲール法はいわば諸刃の剣のような手法です。

一発で今までの負けを回収できる反面、ベット金額がどんどん膨らんでいきます。
そして、追えなくなったタイミングで一気に損失を受けます。(結構大きい損失)

ちなみに、これまでに、マーチンゲール法を使って
資金が溶けた報告を受けている配信所も
【詐欺多発?】無料&月額あり有料のリアルタイムバカラ配信で資金が溶けた配信所まとめいくつかあるようです。

この前たまたまSNSで
「バカラの配信所でマーチンしているところが多いみたいだけど、
マーチンのメリットってなんなの?」
(マーチンとはマーチンゲール法の略称)と煽り気味で話している方が居たのですが

マーチンにメリット・デメリットがあるように、
マーチンをしないことにもメリット・デメリットが存在します。

マーチンはあくまでベット金額の調整手法なので、
そこに大きな秘密があることはほとんどないです。

むしろベットするタイミングのロジックが大筋で、
このロジックで勝率を50%以上にすることが、マーチン法云々よりも重要です。

 

つまり、「マーチン法」にケチつけている時点で、あまり意味がないです。

マーチン法を取り入れているベット方法は、
マーチンしなかった場合もジリ貧になりますし、
マーチンしないでジリ貧になるロジックなら、マーチン法をとっても溶けます。

ちゃんと確率を出して計算してみればいいと思いますが、
損失の期待値は一緒になります。

この前提を伝えておかないと、
マーチン法が良い悪いの話になってしまうので先に伝えておきました。

それでは、マーチン法のメリット・デメリットに進んでいきましょう。

マーチンゲール法のメリット

マーチンゲール法のメリットは、
1回でいままでの損失を回収できる点に付きます。

これによって、損失が出る確率を下げることが出来ます。

例えば、1マーチンまで追えば25%に、
2マーチンまで追えば12.5%に…というように損失の確率を減らしていけます。

マーチンゲール法のメリットはここにつきるのでこれで終わります。

マーチンゲール法に必要な資金はどう計算する?

マーチンゲール法を使う場合に気をつけたいのは必要な資金です。

例えば、マーチンゲール法を利用して100円ベットから始める場合、
4マーチンまで追う(5回まで賭ける)としたらいくらの資金が必要でしょうか?

ちなみに、1回のベット資金は以下です。100 → 200 → 400 → 800 → 1,600

この時、4マーチンまで追うためには「1,600円」では足りません。

この全部の合計の3,100円が必要になります。
3,100円無いと、最後の1,600円ベットの時点で資金が足りなくなっているからです。

このように、マーチンゲール法の必要な資金は
最初にちゃんと計算しておく必要があります。

「マーチン4回で、16倍準備しておけばOK〜」みたいに思っていると痛い目にあいます。

損切りするまでのマーチン回数に影響される

当たり前ですが、必要資金は損切りするまでのマーチン回数に影響されます。

後で早見表もありますが、
「4回追いなら31倍」「5回追いなら63倍」「6回追いなら127倍」が
必要になってきます。

マーチンゲール法のデメリット

ここで、マーチンゲール法のデメリットを先に述べておきましょう。

  1. 1.負ける確率が0%になるわけではない
  2. 2.ぱっと見では負けてると気づかない(勝率が分かりづらい)
  3. 3.手数料のダメージが大きくなる
  4. 4.ベット金上限に引っかかることがある


特に大きなデメリットは

2番目にある「負けてると気づかない」点です。

しっかり検証することに慣れている人はすぐに気づくのですが、
勝率計算などもぐちゃぐちゃになったりします。

1.負ける確率が0%になるわけではない

まずひとつ目ですが、マーチンゲール法を取ったとしても
負ける確率が0%になるわけではないです。

もちろんこれは、ゲームが50%/50%で
どちらかが勝つ形式のゲームという前提で話しています。

絶対に片方が勝つような100%/0%のゲームであれば、
負ける確率を0%にすることも可能ですが、そんなゲームにはベットできません。

負ける確率が0%ではない以上、いつか損切りが出る可能性があります。

つまり、マーチンゲール法は損切りのタイミングを
先送りにしているだけ(確率を下げて、起こりにくくしているだけ)とも考えられます。

もし仮に、勝率に偏りのあるゲーム(70%/30%とか)があったとして、
「これで70%の方にマーチンゲール法でベットすれば!」
と思う方がいるかもしれませんが、

マーチンゲール法を利用しなくても
毎回同じ金額でベットしていれば利益が出ます。

これは、練られたロジックで勝率を50%以上に出来た場合にも言えます。

2.ぱっと見では負けてると気づかない(勝率が分かりづらい)

ここが最大のデメリットだと思います。

マーチンゲール法は、ぱっと見た時に勝っているのか負けているのかわかりません。
言い方を変えると、勝率が50%より高いか低いかが分かりません。

これはロジックに沿ってベットしている場合に
特に注意すべきポイントです。

ほとんどの場合、「このロジックが通用するのか」を試したくて
検証していると思うのですが、
ロジック自体の勝率が50%以下なのに勝ち続けてしまうこともあります。

ちょっと例を紹介してますね。

ベット開始 → 負け → 勝ち(1マーチン) → 負け → 負け(1マーチン) → 負け(2マーチン) → 勝ち(3マーチン) → 負け → 負け(1マーチン) → 負け(2マーチン) → 勝ち

となった場合、
最後が3マーチンで勝ちで終わっているので、通算でみたら3勝しています。

利益も出ています。ですが、勝率は『30%』です。

勝率が30%だったとしてもマーチンゲール法を利用してると、
プラスで終わることが出来てしまうんです。

こうやってプラスで終わってしまうので、ぱっと見
勝率が50%切っていることに気づかないのです。


するとロジックの見直しもしないので、いつかは全損する方向へ一直線…となります。

3.手数料のダメージが大きくなる

実は、手数料は、マーチンゲール法を使おうと使わまいと関係ないのですが、
基本的にどこもかかります。

バカラやバイナリーオプションなどは、
勝った場合に2倍ではなく1.95倍になることがあります。

この0.05倍の部分が手数料ですね。

マーチンゲール法を使う場合、賭け金が大きくなっていくので、
引かれる手数料も大きくなっていきます。

なので、マーチンゲール法通りに賭けて勝ったのに、
資金は減ったということが起きます。

4.ベット金上限に引っかかることがある

扱っているゲームやサイトによるのですが、
ベット金額に上限があることがあります。

その上限額を超えると一回でベット出来ないのですが、
マーチンゲール法の場合はベット金額がどんどん上がっていくので、
上限額に達するスピードが早いです。

マーチンゲール法に必要な資金・損失の早見表

それでは、マーチンゲール法に必要な資金や損失の早見表です。

ちなみに、マーチンゲール法で勝率計算や必要資金を計算する場合、
「最初のベット金額」は忘れてください。

100円だろうと500円だろうと、倍率で考えれば一緒だからです。

また、勝ち負けに関しても「何円の利益」と計算するのではなく
「何勝」と考えることで、ベット金額が関係なくなります。

それでは、まずは必要な資金から書いていきましょう。

 

マーチン回数ベット金額必要な資金・負けた場合の損失
0回1倍1倍
1回2倍3倍
2回4倍7倍
3回8倍15倍
4回16倍31倍
5回32倍63倍
6回64倍127倍
7回128倍255倍
8回256倍511倍

となります。ちなみに、この表の計算の仕方は等比数列などをしっかり勉強した方やIQ高めの方はすぐに理解できるはずです。

必要な資金は、「次のベット金額から-1した倍率」になります。ここに自分の最初のベット金額を掛ければ必要資金が出せます。

損失額の期待値

この記事の中でも損失の期待値について話しているので、
損失の期待値についての表も紹介しておきます。

簡単のため50%/50%系のゲーム(確率が半々で勝ち負けがある)とします。

マーチン追い回数負ける確率損失
0回1/2(50%)1倍
1回1/43倍
2回1/87倍
3回1/1615倍
4回1/3231倍
5回1/6463倍
6回1/128127倍
7回1/256255倍
8回1/512511倍

この表を見て、気付きますか

ぱっと見ると、マーチン回数が多いほうが、
確率が低くて良さそうに見えるかもしれませんね。ただ少し考えてみてください。

マーチン0回の場合、確率は「1/2」ですから、
1回勝ったら1回負ける計算ですよね。

そして、損失も1倍分なので、1勝1敗したらトントンです。

では、マーチン8回の場合はどうでしょう。

確率が「1/512」なので、1回の負けまでに511回勝てるわけです。
でも、1回負けると511倍の負け(511回分の負け)です。つまり、トントンです。

同じようにこれは全てのマーチンにおいていえます。

つまり、50%/50%のように、勝率が決まった段階で
マーチンゲール法だろうとなんだろうと、負けるか勝つかは決まるんです。

まとめ:ただ、SNSなどで聞く商材は「マーチンゲール法」が多いような…

でも、SNSなどでは
「マーチンゲール法」を採用している配信所などが多いですよね。

私も利用している配信所はマーチンゲール法を利用しています。

マーチンゲール法を利用する理由は、
「勝数が稼げる」から、そして、勝ちをはやめることで
悪い流れになる前に、

プレイ回数を減らし、勝ち逃げする為の手段のひとつだから、
といった風に捉えています。

仮に上のパターンでも、512回ベットしたとして、
マーチン0回でトントンの場合は256勝ですが、
マーチン8回の場合は511勝も稼げます。

「勝数」を稼ぐことができるので、
マーチンゲール法を採用するところが多いんだと思います。

これはFXの自動売買EAでナンピンを採用することが多いのと同様ですね。

配信所に参加している方も、
きちんと自分で検証してデータを取るといいと思います。

配信でマーチンゲール法を推奨されていても、
それと同じようにべットしないといけないルールも無いですからね。

 

よく、配信に依存する声もSNSでは見かけますが
あくまで、じぶんでベット出来るようになる為の補助具と
捉えた方が良いと考えています。